サンライトノート

主に映画や小説、漫画等の感想を一定量吐き出したい欲を満たすためのブログです。本が出るとかなったら告知もするかもしれません。

『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』

 ライダー映画を見るのは『仮面ライダー1号』以来、ライダー大戦系の映画は『昭和ライダー平成ライダー』が最後で、正直このタイプの映画にそこまでいいイメージがなかったのですが、中の人が出演するというので見ることにしました。

 まあ今までも中の人が出演するクソ映画もたくさんあったけど(それこそ『昭和対平成』とか)、試写会行った人の評価もかなり高いみたいだったので。

 

www.toei.co.jp


『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』予告篇


『平成ジェネレーションズFINAL』特別インタビュー 福士蒼汰/如月弦太朗編


特別映像『3分でわかるレジェンドライダー』


『平成ジェネレーションズFINAL』特別インタビュー 佐野岳/葛葉紘汰編

 感想ですが、とてもよかったです。

 一番好きなライダー映画は『運命のガイアメモリ』なんだけど、ライダーが集合するタイプの作品では見てきた中だとこれが一番かな。

 よかった点ですが

・クロスオーバーのさせ方に無理がない

 この映画にはディケイドが登場しないのですが、平行世界を連結する装置によってビルド世界とエグゼイド(及び他のライダーたちのいる)世界が繋がり、二つの世界を守る戦いに……というお話。

 ビルド世界の象徴であるスカイウォールが世界の差異を示す目印として活かされ、また、「ネビュラガス」「ゲーム病ウイルス」「宇宙エネルギー」「コアメダル」「黄金の果実」といった各作品の固有アイテム(?)を計画の首謀者・最上が悪用していることで、それぞれのライダーの介入に必然性が生まれていました。

・各キャラにちゃんと見せ場がある

 出演しているライダーのうち、作品を見ているのは『OOO』『鎧武』『エグゼイド』『ビルド』だけですが、見ていない『フォーゼ』『ゴースト』についても、どのキャラもかっこよく、魅力的に描かれていました。

 特に優遇されていたのはアンクと映司の一時的な再会を描かれたOOOだと思うけど、他の作品についてもサブキャラまで出演してて、壇黎斗は相変わらず神っぷりを発揮していたんですが、『ゴースト』の御成がその神を手懐けて力を発揮させたりとか。

『ゴースト』に触れたのは『仮面ライダー1号』だけで本編を見ていないので「タケル殿~~!」と叫ぶくらいしか知らなかったんですけどめちゃめちゃ面白いキャラでなるほど人気なのもわかるなという感じ。

 たった90分の映画なのに6作品ものキャラを出してそれぞれのエピソードを絡め、ここまでちゃんとまとめられるのは本当にすごい。

(『W』『ウィザード』『ドライブ』が出演していないのは残念と言えば残念だけど、数を絞らなきゃ流石にここまで上手くはまとめられなかったのでは? あと予算)

 難点を言うと現行ライダーである『ビルド』パートにそこまでノレなかったことなんですけど、まあこれは自分がそんな好きじゃないのが大きいだろうし、本編をこの先見続けて好きになれるのを祈るしかない。

 そういう個人的なことは置いといて、とても完成度の高い映画だったと思います。平成二期ライダーのファンの方なら見て損はないかと。