『GODZILLA 怪獣惑星』
はい。見てきました。
初公開当日のレイトショーを見たんですけどTwitter見てるとオタクたちが期待外れだったとかあんま期待してなかったから逆によかったとか『キングコング』だったとか言ってておいおいどうなるんだとけっこうドキドキしてました。
実際見た感想としては、たしかにキングコングだって言われるのもわかる(怪獣たちの世界に降り立った人類のサバイバル)けど、それよりは『進撃の巨人』を強く連想させましたね。
圧倒的脅威に駆逐された人類が領土を奪還すべく敵地へ、という導入と主人公サカキハルオ大尉のキャラ造形が(なんか髪型まで似ていた)。
エレンもそうなんだけど、ハルオくんは指揮官にすべきでは絶対ない人種なのに指揮官になっちゃったね……。
で、評価ですけどまぁ~~~~70点弱?
71、72点はあげすぎに感じる。せいぜい70点、65点だとちょっと厳しいかなってところで、68~70の間くらいと微妙なところ。
つまんねえ~~~~ってわけじゃなくて、いや見れる映画だとは思いますよ全然。積極的に面白いって言うほどじゃないけど。
なんていうか、全体的に軽い感じですかね……。ドラマパートとか、別にギャレゴジほど見ててイライラするわけじゃないし成立してるんだけど特に響いてこず上滑りしているような。
映像的にも、シンゴジもキングコングもドラマパートがクソ邪魔だったギャレゴジも怪獣パートの映像は迫力満点だったので、それらに対し全体に見ててショボいなと感じてしまった。
アニメのことにもCGのことにも詳しくないけど、やっぱ怪獣映画見に行ったんだからクソデカい生物が暴れる重量感や臨場感は欲しいよ。
まあシンゴジだってCGなんだけど、この映画のゴジラは迫力なかったです。
そういえば、前日譚の『怪獣黙示録』だと大陸プレートを溶かすほどの出力の放射熱線と40メガトンの核兵器を受け付けない耐久力を持っているはずだけど、この映画の(やられた方の)ゴジラ、弱かったですね……。
ラストに2万年かけて進化した真ゴジラが姿を現すんだけど、偽(偽というのはおかしいが)ゴジラも2万年前に人類を滅ぼしかけたのと同等のスペックのはずでは?
まあ耐久力はなんかバリアっぽい能力によるもので今回はそこをメタった形なのだけど、肝心の熱線の威力がショボく見えました。これは歴代ゴジラでもかなり下の方なのでは?
ラストに真ゴジラが現れた時は青い津波みたいな超大規模な放射熱線を吐いてくれるものと期待したんですけど、別にそんなことはなく。
少なくとも放射熱線は吐いてくれよ超音波だとか尻尾から撃つとかじゃなくてさ。
前日譚に当たる『怪獣黙示録』で一切言及のなかったモスラやキングギドラはラストにちらっと出てきたりはするんじゃないかと思ってたけど、この映画ではそれもありませんでした。
まあ三部作ということで二作目三作目にはお目見えするのかもしれません。
次回は来年5月、メカゴジラだそうですが、タイトル的には某横浜駅のごとく自己増殖を繰り返し都市を丸々覆い尽くすサイズとなった超巨大メカゴジラが出てくるのではと予想します。